SONYのIER-Z1Rってどれ程のもんよと。

商品レビュー
この記事は約6分で読めます。

どうも。
半年ほど前に1年ちょいほど使ってたXBA-Z5が故障ししばらくはその前に使っていたXBA-A2に戻していたのですが、
消費税も上がるということでちょっと無理をしつつ今年の3月に発売された新型イヤホン「IER-Z1R」を購入しました。
ちなみに、この際にとFiioのX7からWALKMANのNW-WM1Zに変えた事も併記しておきます。
ただ今回はWALKMANの話題には触れません。
そもそもNW-WM1Zでは雲泥の差ですから比較にすらなりません。
並べる方が酷というものです。まあ次回やりますけど。

ところでこのイヤホンのお値段ですが市場価格税込20万円です。
はっきり言いましょう。バカですねバカ。
こんな小さな金属の塊に20万円なぞと…。
それでもいいのです。これには20万円の価値が確実にありますからね。

それで肝心のイヤホン本体の話ですが、第一印象としては箱がバカでかいでしょうか。
私は割とSONY信者な自信がありまして、
スマホはXperiaですしイヤホンは人生初めて買ったものからずっとSONYです。
何度か他のメーカーのイヤホンも買いましたがイヤホンだけはどうしてもSONYが好きなんですよね。
まあスマホはPixel 4が出たらそっちに変えますが…。
Xperiaの故障率に高さには流石に目も当てられませんってまた本題から逸れてしまいました。

それでSONY信者な私はほぼ下調べもせずeイヤホンに行きちょっと試聴しただけで即決しました。
むしろDAPをアップグレードするかの方が悩みましたね。
そのお話も次回しましょう。
それで購入カードを持ってレジへ行き箱が出てきた時にデカさに驚きが隠せませんでした。
あと重い。ハウジングが完全に金属製なんで本体がイヤホンの中ではそこそこな重量である事は知っていたのですが、それ以上に箱が重い。
大阪のeイヤホン本店までわざわざ東京から買いに出掛けた馬鹿なので荷物が重いのは勘弁で、
実際のところ箱と付属品は実家でダンボールに詰めて宅配便で送りましたとさ。

冗談はさておき、1本約1万円もするケーブルが2パターンと13個ものイヤーピース。
あとはゴッツいハードケースと重箱のような外箱。
重くない訳がないですね。付属品と化粧箱が豪華過ぎます。
本体以外へのお金のかけ方が凄い。流石20万円。

本体の重量も26g 片方で13gと異常な重さ。
XBA-Z5は11gなので片方で2つ分あります。
これは耳かけタイプじゃないと耐えられないですね。
耳穴が広がっちゃう…。

箱を開けると一番上に一番上にハードケースが入っており、その中にイヤホン本体があります。
ケーブルは付いていない状態で入っているので
その下に入っている付属品の山から自分の環境にあったケーブルを接続します。
私はWALKMANとセットで購入しているのでバランス接続の4.4mm5極ケーブルを接続しました。
付属のケーブルが無酸素銅銀コートのそこそこ良いケーブルで単体で買うと9000円もする代物です。
私はキンバーケーブル「MUC-M12SB1」も持っていますが、とりあえずは付属のケーブルでレビューを書きます。

図体はでかいですが形はよく考えて作られているようできちんと耳に収まりました。
そこそこの重量が逆にフィット感をアップさせているようにも思います。
イヤーピースが2種類あるのですが、私はトリプルコンフォートを選びました。
遮音性が高く低音が豊かになる的な事が書いてあったような気がします。
私の場合どうしても外での利用が多くなるので遮音性第一です。
トリプルコンフォートは初めて使用しましたが装着感も良好で耳が痛くなるようなこともありません。

ぱっと聞いた音の印象は高域の綺麗さより低域の表現力の高さでした。
言葉に言い表すには少し難しいのですが、ぶつけるような「ドン」ではなく
腹の底から響くような「ドォォン」という感じです。
そしてそんな深い低域に負けず劣らず高域も素晴らしく澄み渡るような音色と
水平線のように果てしなく続くような伸びでまるで本当にコンサートホールに居るかのように感じることができます。
宣伝文句は伊達ではないですね。

話は変わりますが、
私はリファレンス音源はLiaさん唄う「鳥の詩」と決めていまして
随分昔の音源ではあるんですが「AIR ORIGINAL SOUNDTRACK」に入っているトラック3を聞きます。
ハイレゾでもなんでも無い音源ですが、体に染み付いているのでこれでしっかり違いがわかるんですよね。
あ、世代ではないです。

それと並んでよく使うのが同じくAIRの挿入歌で
サウンドトラック23番に入っている「青空」という曲がありまして
その曲が開始30秒に渡ってLiaさんのボーカルソロになっているので
ボーカルの表現力の確認に使っています。

あとは最近だと霜月はるかさんの「翼を持たない少女」であったり
佐咲紗花さんの「キスのひとつで」なども聞いたりします。
…エロゲソングばっかり。なんだこいつ。

嘘です嘘です。LiSAさんの「紅蓮華」やSuaraさんの「不安定な神様」
Triad Primusの「Trancing Pulse」なんかのアニソンも聞きますし
アベンジャーズのような映画のサントラももちろん聞きます。
ちなみにイチオシはエンドゲームの「Portals」でしょうか。
最後に出した4曲はすべてハイレゾ音源です。
不安定な神様なんかはDSD音源ですね。

まあそのなんていうか。他にもJazzも聞けば
EDMのようなダンス系も聞く雑食なんですが、
どんなジャンルを聞いても素晴らしい鳴りをしてくれるので
やはり高いものは違うのだと言うことが耳に刻みつけられました。

ここから先はオマケ的要素になるのですが、
IER-Z1Rにキンバーケーブル「MUC-M12SB1」を接続してみました。
元々このケーブルはXBA-Z5向けだと言われていて、
Z1Rにつけるとケーブルの持ち手部分と差込口の内径が若干違っており割とグスグスなんですが、
MMCXという規格自体は同じなのでしっかり付くことは付きます。
付けていて抜けてしまうということもないので常用しても問題ないと思います。
というか公式で対応製品として出ていますから問題があると困るんですけどね。
私のケーブルはもうZ5時代から使っているのですっかり年季が入っており締りはあんまり良くないです。

肝心の音質ですがただでさえパワフルな低音が更に前に出てきて
大げさな言い方をすると「ドォォォオオオン」って感じになりました。
流石に主張が強い気がする…。
高域はちょっとおとなしくなるのですが綺羅びやかさの方が前に出てくるようなサウンドです。
純正のケーブルとは少し音の感じが変わりドンシャリ気味になったのかなぁ…?
でもドンシャリともちょっと違うなぁ…とボキャ貧な私は考えてます。
最終的には聞き手の好みなのでどうとも言えないですが私は嫌いではないですね。
そもそもDAPをWM1Aにしなかったのもケーブルをキンバーに統一するためもあったので、
しばらくはこのまま行こうと思います。

以上IER-Z1Rのレビューになります。
ちなみに冒頭でXBA-Z5が故障したと書きましたが、
左の接続部が接触不良を起こし音がちゃんと聞こえない事が起きるようになりました。
そしてこれは私のミスなのですが、このXBA-Z5を長期保証に入れ忘れており
修理に出したところ新品が買えるような値段を言い渡されてしまったため、
じゃあもうこの際別のものをと考えた次第です。
更にその前に使っていたXBA-H2も同じく接触不良で一度修理・新品交換しており
どうもSONY製品は接続端子部が弱いように感じています。Xperiaもね。
今回は忘れずクロネコの長期保証プレミアムを入れました。故障怖いよ…。

コメント

タイトルとURLをコピーしました