どうも。
最近私が周りの人間に自作PCを布教しまくっている関係で
私の周りの自作PC人口が高くなってきた今日このごろでございます。
さて、今回は忘れがちですがとっても重要なメモリに関するお話です。
ちなみに私もついさっきまで細かいところを失念しておりました。
今回お話するのはメモリの動作周波数、あとXMPについてです。
私が普段自作PCを作る上でよく採用しているのが
値段がそれなりにお手頃でそこそこ信頼性があるCorsairのVENGEANCE LPXというメモリです。
こちらのメモリはクロックのラインナップが何種類かあり、私は大概2666MHzを選んでいます。
最近のRyzenを使った構成だと3200MHz以上を採用する事が多いかもしれません。
ただ、この2666MHzや3200MHzといった数字には少し罠が隠されている事があります。
それがSPDとXMPというプロファイルになります。
自作に慣れている方であれば十分ご存知かと思いますが、
最近自作を始めたという方にはあまり馴染みのない言葉かもしれません。
このSPDとXMPに大きな罠が隠されています。
まずはこのSPDとXMPが何かというお話から始めなければなりませんが、
とても簡単に説明すると
SPDは「そのメモリモジュールがどういった物でどういう仕様で動作するのか」
といった情報が格納されたものになります。
設定を変更していない大概のマザーボードではこの値を元に動作します。
次にXMPですが、これは簡単にいうとオーバークロック用に用意されたものです。
XMPはメーカーが「このメモリはこの値でも動作する事を確認していますよ」
くらいの感覚で格納しているものになります。
言ってしまえばメーカー公認オーバークロックみたいなものです。
話を戻してVENGEANCE LPXの動作周波数の事についてですが、
商品名に書かれている2666MHzや3200MHzといった数字、
実はこれXMPの方に格納されている仕様の数字になります。
ではXMPを適用しないSPDはどうなのか?という話になりますが、
これはモデルにもよるものの、2666MHzや3200MHzメモリの場合2133MHzが格納されています。
要するに自分で敢えて設定を変更しないと2666MHzや3200MHzでは動作しないという事です。
今回はVENGEANCE LPXを例に上げましたが、
ゲーミングPCで人気の高いG.Skillのメモリなども同様の仕様となっています。
そのため購入の際には必ずSPDとXMPの両方のスペックを確認する必要があります。
では実際どうすれば良いのかという話になりますが、
簡単に行ってしまえばXMPを適用してしまえばOKです。
最近のマザーボードでは大概XMPに対応していますので、
BIOSからメモリの設定でXMPを使用する設定に変更するだけでOKです。
この際に注意しなければいけないのは、使用するスロットと枚数です。
多くの場合偶数枚を適切なスロットで使用すれば問題なく動作すると思われますが、
その適切なスロットというのはマザーボードによって異なるため、
組み立てる際にマニュアルを確認して適切なスロットを選択する必要があります。
また、マザーボードによって使用できる枚数に制限があったりなどするため、
マザーボードを購入する前に公式サイトでマニュアルをダウンロードするのも1つの手です。
不適切なスロットを使用した状態でXMPを適用してしまうと、
起動できなくなってしまうため十分に注意してください。
もし起動できなくなってしまった場合は適切なスロットに変更するか、
万が一それが不可能な場合はCMOSクリアと呼ばれるBIOSのリセットを行う事で解消可能です。
というわけで今回は見落としがちなメモリについてのお話でした。
せっかく高いお金を出して良いメモリを購入したのですから最大限活かさないと勿体ないです。
適切なパーツ選びと設定を施した上で快適な自作PCライフを送っていただければと思います。
もし自作PCで困ったことがあればお力になれるかもしれませんので、
お気軽に当ブログのコメント欄や私のSNS宛にコンタクトしていただければと思います。
それではまた。
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